O様邸リフォーム工事 その10

 

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山形県庄内町でのリフォーム工事です。外壁材の窯業系サイディングを張り、外部はほぼ終わり。内部は天井の石膏ボードをだいたい張って、いま床のフローリングの工事中です。

このフローリングは厚さ15mmのメープル(アメリカ産のソフトメープルで、カエデの一種)材で、幅は90mm、長さは1820mmの定尺です。無垢材フローリング一般としては、長さもまちまちの「乱尺タイプ」もあるのですが、施工の手間がかなりかかります。そこで長さ方向は数枚の無垢板をフィンガージョイントであらかじめ接着しているという「ユニタイプ」と呼ばれるものです。無塗装品なので、全部張り終わってから現場塗装をします。

無垢材100%ですから乾燥収縮などによる寸法誤差も1mm以下程度は避けられず、また当然ながら木目や色合いもみなすこしずつ異なります。張ってからも板と板との間が若干空いたりくっついたりをくり返します。無垢材はそこがいいところでもあるのですが、気になる人は気になるでしょうね。合板下地に表面だけごく薄い無垢材を張ったフローリングや、表面に木目を印刷したフィルムを貼ってあるフローリングのような寸法安定性や施工の簡便性、またコスト低減はのぞむべくもありません。

無垢材のフローリングは私の自宅をはじめ、これまでいくつか施工していますが、踏んだ感じはあきらかにちがいます。他の部材のように見た目での差ではなく、床板は毎日直接身体がじかに触れる部分ですから、ここはやはりいちばん重視すべきところにひとつといえるでしょう。

 

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