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エゾイチゲ

 

エゾイチゲ(蝦夷一華 Anemone  yezoensis )。キンポウゲ科のイチゲの仲間ではもっとも小さいほう。花径は約10mm、3小葉に3枚の葉が輪生。先日、鳥海山某所で30株余りが花を咲かせているのに遭遇し、たいへん驚きました。30個体近ほどの小群落とはいえ、小さい個体では葉を合わせても幅25mmくらいしかないので、よほど気をつけて歩いていないと見落としてしまいそうです。ヒメイチゲに比べ葉の幅がかなり広めなことから別名ヒロハノヒメイチゲ。

これまでは高山帯で森林限界より上、標高1200mくらいから上でしか私は見たことがありません。どうしてこれほど低いところにエゾイチゲが?? ◯◯や△△や□□といい、鳥海山では常識をくつがえすようなところに花が咲いていることがあります。

 その後いろいろ調べていたら、鳥海山の上のほうで以前みたのはヒメイチゲであって、エゾイチゲではなかったような気がしてきました。再度現地で確かめてみたいと思います。→2004年6月に鳥海山の笙ケ岳近くで撮った写真を探してきました。4枚目の写真です。やはりそちらがヒメイチゲ。今回のはエゾイチゲです。