ヒメヤママユ

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前回(12/12)はオオカマキリでしたが、今回はヒメヤママユです(Saturniinae  japonica)。工房の事務机の前のロールカーテンのかげから落ちてきました。だいぶ前に死んですっかり乾いた状態になっています。「蛾なんてやだ〜」と叫ばれてしまうかもしれませんが、私の感覚ではとても優雅で繊細、美しいと思います。

蛾にもいろいろな種類がありますが、姿格好の良さではヤママユ(山繭)の仲間はどれもだんとつの部類に入ることはまちがいありません。ヘビの擬態なのでしょうか、茶色の目玉模様もじつにみごとです。ちゃんと反射光も表現されているという徹底ぶり。全体の大きさはキアゲハくらいの大きさで幅は約90mmでした。

ヒメヤママユはチョウ目ヤママユガ科ヤママユガ亜科の大型の蛾で、幼虫はサクラやクリ、コナラ、クスノキ、ウメ、イチョウなどさまざまな樹木の葉を食べます。分布は北海道・本州・四国・九州・対馬・屋久島とのことで、比較的身近かな蛾といえます。

毒をもつ蛾はごく一部の種に限られますし、ほとんどの蛾は人間には直接的な害はないのにどうして一般にはこれほど嫌われるのでしょうかね。

 

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