洗面所の戸棚

あるお得意先でお風呂と洗面脱衣所を改築されました。そこで部屋がせっかく新しくなったので、タオルやら洗濯用小物などの物入れとして長く使用してきた藤のラックをなくし、木で新しく作ることになりました。それが写真の戸棚です。材料はすべてクルミ(オニグルミ)で、サイズは幅607mm、奥行320mm、高さ789mmとコンパクトなもの。中に固定の棚板が2枚あります。高さを抑えているのは上に脱衣かごをのせるため、奥行が浅いのは設置場所のスペースの関係と、収納するのが主にタオル類のためです。

ご予算の関係もありできるだけ簡略な作りとしました。また材料のグレードも最上級のものではありません。が、背板等にいたるまですべて無垢の木ですし、扉の鏡板はブックマッチ(本を開いたような左右対称の木目使い)です。本体側面と天板は5枚組み手です。

できあがってみると、こういうシンプルで小さめの戸棚もなかなかいいものだなと私自身も思いました。

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