工事中のトイレ改装ですが、それに使用するペーパーホルダー(紙巻器)もこの際新調することにしました。便器を新しくするとペーパーホルダーがおまけで付いてくることもあるのですが、ほとんどはプラスチック製のごく普通のもの。それでもじゅうぶん用は足りるのですが、今回の新しいトイレにはいまいち感があります。
それで別途にインターネット通販で探して、金属製のシンプルでデザインのいい、しかも予算内で間に合うそれほど高価ではない製品を取り寄せました。それが写真のカワジュン(河淳)のペーパーホルダー、SA−513−XCです。カワジュンはレバーやハンドルを中心に建築・家具金物を作っている中堅メーカーです。当工房でも注文家具などにカワジュンの把手などを採用したことが何度もあります。
さてこのペーパーホルダーですが、素材はカバーは真鍮、ホルダーはステンレス、取付金具は亜鉛ダイキャストですが、いずれもクローム鏡面仕上。ホルダーは左右どちらの向きにも変更可能。写真は撮影のためにダミーでボードに仮付したものですが、取付金具は台座を先に壁に付けたあと本体を下からボルト締めする形式で、表からはネジ等が見えないようになっています。
全体的に非常にシンプルでしっかりした作り。仕上げもとてもきれいで、高級感があります。よく見かけるプラスチック製のペーパーホルダーとはまるで違います。
便器や手洗器、給排水の水栓金具、照明器具、ドアとそのハンドル&ドアクローザーといった個々のアイテムとトイレ全体の雰囲気とのマッチングがだいじで、「普通の」トイレにペーパーホルダーだけこういったものを採用してもかえって変な感じになってしまうかもしれません。