キーボックス

 

工事現場などで、玄関ドアの鍵などを収納できるようになっている南京錠です。暗証番号となる4桁の数字を管理者が任意に設定し、鉄格子などの頑丈なところにこのボックスを取り付けておきます。あらかじめその数字を知らされている工事関係者のみがキーボックスから鍵を取り出すことができます。

このようにしておけば常時鍵を持ち歩かなくとも、また工事管理者・現場監督などが不在の場合でも、工事業者や職人は現場に行きさえすれば建物内に入って仕事をすることができます。鍵を会社や自宅に忘れた、鍵を紛失してしまったといった事故を防ぐことができますし、余分な鍵を複製する必要がありません。現場事務所を構えるほど規模の大きな工事ではない、実際に今回の住宅などの小規模な工事では便利だと思います。

そういう用途のためのキーボックスが市販されていることを知ってはいましたが、あらためて店頭やインターネットで調べてみて、よさそうなものをさっそく購入しました(3000円弱)。わが家の工事も、先週ユニットバスが入るなどしてだんだん仕上げに近い工事がすすんできたので、万一の不審者の侵入による器具・道具・材料の盗難や破損などを避けるためです。

このキーボックスは厚みのあるステンレスでできており、大きさはロックするU字型の部分をのぞいた外形で幅60mm厚み29mm高さ79mm、中の収納部分は幅53mm深さ22mm高さ70mm。重さは570gとかなり頑丈です。ボックス内にはドアの鍵などの小型の鍵なら数個入れることができます。メモの紙片やごく小さなものならその受け渡しにも利用できます。

仕組みや見た目は気に入ったのですが、ひとつだけ不満があります。それはダイヤルの数字が黒のペイントのためかなり見にくいことです。銀の地に黒い文字では、そりゃだめでしょ。で、自分で文字の凹みに白いペイントを施しました。

解錠するには設定した暗証番号に合わせる以外の方法はないので、それを忘れないようにしないといけません。数字は自由に簡単に変更できるので、一定期間の用が済んだら番号を変えたほうがいいでしょう。ちなみに玄関のドアの鍵も、いま使用しているのは「工事中限定」の仮の鍵と錠で、完成引き渡し後は本来のものに交換するという方式になっています。ですから工事関係者といえども建物ができてからは当然ですが中に入れないということです。

 

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