皮ごと食べられるブドウで、ラベルにはベニバラオーと記してありました。「紅薔薇王」の意でしょうか。地元の酒田市の農家の方が栽培し産直のお店で販売していたものです。球形ではなく細長い形をしており、大きい粒は長さ4cm近くあります。
デラウェアやキャンベル、巨峰といったおなじみのブドウに比べ甘さは控えめで、わずかにしゃりしゃり感があってさっぱりした味です。大人の味、といったところでしょうか。値段もやや高めのように思いますが(産直で80円/100gほど)とてもおいしかったです。
それにしても思うのは、昨今はブドウに限らずリンゴでもミカンでもナシでもメロンでもなんでも、あまりにも甘みが強すぎるのではないですかね。糖度が高ければ高いほど優良みたいな。甘さだけが強烈でその果実自体の固有の風味がむしろ損なわれていると私は感じます。飽きてしまいます。糖度絶対主義ではたぶんこの先没落するのは必至でしょう。