インド天蚕のタピストリー

 

インド北東部アッサム地方に生息する、ヤママユガの一種ムガサン(ムガ蚕)の絹糸を横糸に用いて製作されたタピストリーです。作者は山形県酒田市在住の十川眞紀さん。大きさは縦50cm、横75cmです。

私が斡旋・仲介するかたちで十川さんに特注品として作っていただき、私の家具等のお得意先のお客様の玄関に掲げています。iPhoneによる簡易な撮影のため、この特殊な絹糸の独特な質感は分かりにくいのですが、実際に目で見ると非常に表情豊かで魅力的です。

家畜化された通常の家蚕に対して、ほぼ天然の蚕=天蚕の繭から採れる絹糸の一種で、太さや色合いにむらがあり、そこがこの絹糸の扱いの難しさでもありまた良さでもあります。家蚕の絹糸に比べ当然ながらたいへん高価。色はベージュから淡いブラウン系が主で、このタピストリーの場合は下方の濃い部分はすこし染めてあります。

2011年12月4日の記事にも、十川眞紀さん作のタピストリーを 掲載しています。

 

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