100m^2

自宅の基本設計を行うにあたり、3人家族が住むに必要な間取りや広さを合わせると最初のプランでは35坪くらいになってしまいました。平屋でコンパクトな家がいいというのは当初からの希望でしたが、これでも84坪の土地に建てるにはちょっと大きすぎます。それに建物だけでなく自家用車が少なくとも2+1台は駐車できるスペースも絶対になければなりません。

もちろん土地の「有効利用」だけを考えるのであれば総2階にすれば簡単ですが、それではあまりにも今風の普通過ぎるプランだし、もうけっして若いとはいえない自分の年齢を考えると毎日1階と2階を上り下りするのもたいへんです。上り下りにともなう事故も心配ですし。それで実際に住む場面を想像し、動線や家具の配置・寸法などを熟慮し、詰められるところはぎりぎりまで詰めることによって、全体で100平方メートル、つまり30坪ちょうどに納めることができました。柱の中心〜中心までの芯芯の寸法で東西6.11m、南北16.35m=99.9m^2の面積となります。家の基本設計の内容については後日くわしく説明していきたいと思います。

統計としてはちょっと古いのですが、住宅金融公庫の2004年度のデータでは山形県の個人住宅の平均面積は土地が281.03m^2(85.16坪)、住宅が145.14m^2(43.98坪)。また国の2008年のデータでは山形県の住宅の平均面積は163.15m^2(49.44坪)で、これは全国で3番目の広さとのこと。今回のわが家のプランと比較すると土地面積はちょうど同じ、住宅の面積は三分の二くらいの大きさです。やはりかなりこじんまりとした家であることが分かりますね。

写真は1枚目が南西の角のあたりから土地を眺めたもので、右上のほうに少しだけですが鳥海山がのぞいています。2枚目は北東の角から南西方向を眺めた土地のようす。草ぼうぼうになっていますし、ほとんど使われていない古い建物が隣にあることが分かります。まあぜんぜん知らない建物でもないので、かまいませんけどね。地盤調査をした跡が草むらに残っていましたが、早めに一度草刈りはしないといけません。

 

 

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