ツイッター

昨年の春からツイッター(Twitter)というSNS(ソーシャル ネットワーク サービス)に参加しています。すでに参入されている方には説明するまでもありませんが、投稿字数が140字以内という制限のある、オープンな掲示板のようなものです。

最初に自分専用のアカウント(ツイッター上の固有名)を取得して、なんでもいいですが投稿します。私のアカウントはooesusum で、そのアイコンが上のものです。ツイッター上の「プロフィール」に木工房オーツーのアドレスを明記し、そのブログから簡単に私の氏名や連絡先、顔写真を見ることができるので、実質的に顔写真をアイコンにしているのと変わりはありません。ただ顔写真→アイコンでは陳腐で面白くないので、ほかにあまり例のないようなタイプのシンボルマークをアイコンとしたものです。

アイコンは自由にどんなものでも設定できるのですが、まぎらわしいのは俳優とかミュージシャンとかモデルとか、他人の顔写真をアイコンにしている人がいることで、よほど有名な人の流用ならともかく、それはさすがにいかんのじゃないでしょうか。また最初にツイッターに登録する場合は自分のメールアドレスなどを届け出る必要があります。公開されるわけではありませんが、なりすましや犯罪的行為にツイッターが利用されるのを防ぐ意味でしょうね。

自分専用のホームページのような画面が表示されますが、ツイッターではこれをタイムラインと呼んでいます。自分自身の投稿=ツイートと、自分があらかじめ選んだ(フォローした)他ユーザーの投稿だけが表示されます。閲覧したいなと思う他のユーザーのアカウントを検索窓に入力するか、自分がすでにフォローした人がフォローしている人をたどる形で、順々とフォローを増やすことができます。反対に自分の投稿を他者に見てもらうには、その他者が自分をフォローしていなくてはなりません。自分をフォローしている他ユーザーのことをフォロワーといいますが、したがってフォローを増やすのは簡単でもフォロワーを増やすのはそう簡単ではありません。興味をもってもらえるような投稿をしなければ誰もフォローしてくれませんから。

私の場合は現在フォロー数は約230でフォロワー数が約270です。べつに多ければいいということはまったくなくて、とくに自分がフォローしている数が多すぎるとざっと目を通すだけでも一苦労することになりかねません。

他者の投稿に対しては公開または非公開でほぼ自由にコメントをつけたりダイレクトでメッセージを送ることができますが、あまりへんな人や団体や企業に接触したくない場合は、それをあらかじめ切断・拒否することもできます。

ツイッターが他のSNSと異なるのは、なんといっても投稿が140字以内と短いことです。この制限があることで、通常の前置きや時候あいさつなどといった儀礼的形式的抜きに「本文」を書くことができます。もちろん挨拶などを書き込んで悪いわけではありませんが、そういうものは省略してもかまわないというのがツイッター利用者の暗黙のルールとなっていると考えていいと思います。私も儀礼的なことは大嫌いなので、これはいいですね。

投稿内容はなんでもいいし、ツイッターというインターネット上の道具をどう使おうと基本的に自由ですが、実際のところ宣伝臭がすぎるものや、いま起きただのカレーを食っただの暑いだの寒いだの、他人にはどうでもいいことばかり書いていると、どんどんフォロワーが減ってしまうようです。もちろんデマや誹謗中傷がだめなのは言うまでもありません。若干の制限があるとはいえ原則一般公開のサービスなので、過度にプライベートすぎる話を書き込むこともNGです。

私はできるだけ自分のフォロワーが多少なりとも興味関心をもってもらえそうなことを書くようにしていますが、内容によっては140字ではどうしても書ききれない場合もあります。したがってそのときはいったん原稿を作成して、140字内に収まるように分割してから連続投稿するようにしています。タイムライン上の投稿がなんらかの理由で消えたりしても全投稿の原稿が手元に残っていますから、備忘録やブログその他の下書がわりにも使えるという目論みです。

よく「140字でいったいなにが書けるんだ」と否定的に言う人がいます。たしかによほど言葉を練らないとたちまち字数オーバーしてしまうし、何を言いたいのか皆目分からない文章になりかねません。しかし140字ベースではちゃんとものが言えないという人は、たとえ1400字になったとしても同じことでしょう。その意味ではツイッターは簡潔に効果的に有意の文章を書く絶好の鍛錬場かもしれませんね。

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