経ケ蔵登山

鳥海山の南東側から最上川まで30数kmにわたって南北に連なる山塊があります。標高は600〜900m程度でそれほど高くはありませんが、登山道などはごく一部分にしか存在せず、人里を少し離れると人手のあまり入っていない原自然が色濃く残っている山地です。だいいちの盟主は山地のほぼ中央に位置する弁慶山(887m)といっていいと思いますが、その弁慶山のかなり前方西側に位置する経ケ蔵に昨日(5/5)登ってきました。

標高は474mにすぎませんが、断崖絶壁の多い険しい山であり昔は修験者でにぎわったそうです。山頂に至る道は北の十二ノ滝からのものと、南西の円能寺の集落からのものと2本あります。これまで私は10回ほど登っていますが、今回は5歳になる子どもを連れて円能寺から向かいました。谷筋にはいくらかまだ雪が残っていましたが、尾根通しの道は乾いており、それほど暑くもなければ寒くもないという、ハイキングには快適な日和です。

案内図には登山口から頂上まで80分とありましたが、休憩や花と風景の写真撮影も含めて上り下りとも90〜100分という、のんびりゆっくりの山行でした。新緑が美しく、たくさんの花が咲いていました。上の写真は経ケ蔵の山頂から南側を写したもので、手前の新緑にけぶる山が標高426mの四十八坂でしょうか。その右肩に遠くかすんで見えるのが胎蔵山(729m)です。頂上のあずま屋で北から登ってきた男性の登山者に一人会ったきりで、天気もいいのにちょっともったいない気もします。

咲いていた花は私に分かるものだけでも20種類以上。春爛漫というとてもいい感じです。以下にその中からいくつか写真をアップします(コンパクトデジカメなのでピンぼけなどはご容赦を)。

オオミスミソウ

 

 

 

 

ミツバツチグリ

 

 

 

 

ミヤマカタバミ

 

 

 

 

ミヤマスミレ?

 

 

 

 

スミレサイシン

 

 

 

 

左)コンロンソウ 右)ヒトリシズカ

 

 

 

 

キクザキイチゲ

 

 

 

 

スミレ属の群落

 

 

 

 

エゾエンゴサク

 

 

 

 

キバナイカリソウ

 

 

 

 

オオバクロモジ

 

 

 

 

ハウチワカエデ

 

 

 

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