オオミスミソウあれこれ

 

4月はじめ、某所にて(踏み圧による荒廃や盗掘などを避けるため詳細は秘します)。オオミスミソウがたくさん咲いていました。雪が溶けたところからあちらにもこちらにも顔をのぞかせています。

オオミスミソウはキンポウゲ科の多年草で、オウレンとともに雪解けを待ち構えたように開花します(別名を雪割草といい、いかにもそんな感じで花が咲いてきます)。漢字で書くと「大三角草」で、これは葉が三角形であることからの命名です。葉は厚く光沢があり、緑色のままで冬越しをします。ミスミソウの花の径は10〜15mm程度ですが、日本海側には大型のオオミスミソウが分布しており、大きい花は20mmを越えます。これもオオヤマザクラ、オオバクロモジ、ユキツバキ、ヒメアオキ等と同様に「日本海要素」の例ですね。

おもしろいのは同じ場所に生えていながら、花色(萼片の色)が白、淡いピンク、濃いピンク、薄紫、紫、赤紫などいろいろで、なおかつ全体がほぼ圴一の一色のものと、中央が薄くて周辺が濃い色、筋が目立つものと目立たないものといったさまざまなパターンがあることです。園芸花で花色がいろいろあるのは珍しくもありませんが、自然の花でこういうのはあまりありません。愛好者が多い由縁でもあります。

 

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