スタンドミラー

 

昨年の11/2〜8に地元酒田市のデパート、清水屋の画廊で行った個展で、展示品の追加製作や特注品としてこしらえた小物類7種類の最後の品物です。個展には壁掛型の450×450mmのミラーを展示したのですが、それより二まわりくらい小さいサイズで、机上に置いて使うスタンド型のミラーをというご注文でした。

材料はオニグルミ(鬼胡桃)で、サイズはフレーム寸法で幅264mm、高さ297mm、厚さ28mmです。ミラーのガラスは厚さ5mmなので、けっこう重さはあります。ミラーは下桟の間から差し込み式とし、またミラーの裏面の反射用コーティングを傷つけないように2mm厚の乳白のアクリル板を添えています。

問題は角度可変式のスタンドの機構をどうするかです。市販品によくあるような独立自立したスタンドに回転式にミラーを付けるというのが常套的な方法です。しかしそれだとどうにもスタンドがじゃまなように見えるので、下の写真のように位置可変の差し込み式のスタンドにしたのですが、いちばん安定的な取り付け位置は結局決まってくるので、「5段階の差し込み位置変更可能」はあまり意味がなくなってしまいました。

軸は位置固定+回転+締め付け式、スタンドの長さは伸縮式とするのがもっとも使い勝手がいいように思いますが、木製の単品でその仕組みにするには手間・コストがかかりすぎます。次回の課題とします。

 

 

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