先日、鳥海山の山岳観光道路の鳥海ブルーラインを登っていたら、駒止をすぎた標高600mあたりの路上で動物の死骸をみつけました。
ホンドリス(ニホンリス)で、体長20cmくらい。車にはねられたのでしょう、死後硬直したばかりのようです。そのままにしておくと行き交う他の車に踏みつぶされて悲惨なことになるので、道路の脇の叢に移して写真だけ撮りました。写真には写っていませんが、頭の右側面に損傷があります。尻尾の一部も毛が欠けています。
これほどの至近距離でホンドリスを見たのは初めてのことです。ベルベットのような短くて密な体毛や、真っ白な腹部、体長と同じくらいあるブラシのような尻尾(その骨はずいぶん細いです)など、非常にきれいです。交通禍にあってしまい、かわいそうなことをしました。
車で道路を走っていると、ときおり動物が轢かれているのに出会います。いちばん多いのがタヌキ。次いでネコで、他にはハクビシン、イタチ、カラスなど。交通状況をみて、可能であればできるだけ路外に移すようにしていますが、野生動物は仕方がないにしても往来の激しい幹線道路の近くなのに猫を放し飼いにしていることにはたいへん疑問を感じています。
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