2ヶ月ほど前に、飼っていたザリガニが死んでしまったので、貝のカワニナ2匹以外はずっと空になっていたわが家の水槽に、最近新顔が入りました。子供たちが近くの用水路でつかまえてきたアブラハヤ1匹とホトケドジョウ2匹です。はじめは警戒して物陰にかくれていたのですが、今では人が近づくと餌の時間かと思うらしく寄ってきます。大きさはアブラハヤが体長6cmほど、ホトケドジョウが体長4cmほどです。
ホトケドジョウはずっと昔はここらへんではウマクソドンジョと呼んでいました。当時はまだ農耕・運搬用に牛馬を飼っている農家が珍しくありませんでしたので、道ばたにもよく馬糞などが落ちており、ホトケドジョウの淡い黄土色の色合いや普通のドジョウにくらべぼてっとした体形がちょうど馬糞の雰囲気に合っていたからでしょうね。
ホトケドジョウは今はけっこう珍しい魚になってしまい、絶滅危惧種に指定されています。比較的水温が低く、きれいな水が流れている川でないといません。さらに渓流にすむホトケドジョウはナガレホトケドジョウとして現在は別種とされています。