インディアンローズウッド

インディアンローズウッドの板2枚です。欧米の高級家具用材でチークやウォールナット、マホガニーなどと並び称されるローズウッドですが、いかんせん非常に高い。ものもあまりありません。マメ科ツルサイカチ属の樹木で、非常に重く硬く丈夫です。ブラジリアンローズウッドや紫檀、ハカランダ、ソノケリン、ココボロ、キングウッド、アフリカンブラックウッドなどもこの仲間。ただしブラジリアンローズウッドはワシントン条約による規制もあり入手はきわめて困難のようです。

ローズウッドを一度使ってみたいとは思っていたのですが、なかなか手が出ませんでした。まともに買うとm3当たり300~400万くらいしますからね。クラロウォールナットと同等か、黒柿の並材くらいでしょうか。

それがたまたま特価セールで売り出されていたローズウッドの中に、比較的サイズの大きい、とくに厚みのある板があったので衝動買いしてしまいました。普通価格の1/3~1/4くらいです。薄いと用途が限定されすぎるのでおもしろくありませんが、これは45mmあります。これくらいあれば旋盤加工などにも対応できます。幅は124~144mm、長さ1010~1090mmで無節の材料です。ローズウッドはその名前の由来でもある、材木がバラの香りを想わせるような甘い強い臭いがするらしいのですが、まだ加工していないので私は未体験です。

ローズウッドだけで大きな家具を作ることは値段的にもまず不可能でしょうから、比較的小さめのものを作るとするなら本当はもっと目の詰んだ、杢の入った材であればもっといいのですが、それだともうとんでない単価になってしまいます。じつを言うと某材木屋さんのHPでひそかに狙っている杢板のローズウッドがあるのですが、まあ宝くじでも当たらないと無理かな。

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