ショベルとスコップ

先日(2/3)、金象印のスコップについて書きましたが、じつをいうと製造元の浅香工業ではスコップという言葉とショベルとを使い分けています。紹介したスコップはそれではショベルに分類されています。

おおまかにいえば柄に対して比較的大きな刃がついていて、細かなものや柔らかくかさばるものを一度にたくさんすくうことを主眼とするものをスコップ、比較的小さめの刃がついていて刃を地面に突き刺して穴を掘ったり、硬く重いものをすくうことに適したものがショベルということのようです。

一方、JIS規格では足をかける部分があるものがショベル、ないものがスコップとなっています。浅香工業のも基本的にはこの分類に準じているように思います。ショベルまたはシャベルは英語のshovel、スコップはオランダ語のschopからきた言葉ですが、日本での両者の言葉の使い分けには必ずしも規則性はなく混在しているようですね。ちなみに漢字では円匙(えんぴ)といい、昔私も高校の山岳部に所属していた頃はその名称をよく使っていました。

2月に入って気温がすこし上がり積雪もだいぶゆるんできましたが、ショベルを一本買い足しました。もちろん雪かきだけでなくいろいろな場面でショベルやスコップは必需品ですから。写真のものがそれで、やはり金象印の「カクスコ」です。2/3のブログに載せたものと、色は違いますが基本的に同じモデルです。ホームセンターでは他メーカーの、値段が半分近いものもありましたが、見るからに金象さんはできが違います。ほれぼれとするかっこよさ。「10年間品質保証」というステッカーもあっぱれです。

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