先般、ある家具の組立のときに硬い節に当たってネジがつぶれてしまうことが連続してあり、外すのにけっこう手間取ったこともあって、店頭でたまたま目についたこのリカバリードライバーを購入しました。刃先はプラス2で、長さはグリップをのぞいて100mmのものです。
ドライバーの一種ですが、頭がつぶれたりなめてしまったネジ、または錆びついて固着してしまったネジなどを取り外すことができる、やや特殊なドライバーです。金属の軸が先端から後ろまで貫通していて、後端をハンマーなどで叩いて使うことができます。
写真の品はベッセル(VESSEL)というメーカーの「メガドラ インパクタ」というシリーズの製品で、ハンマーで叩くと刃先が左方向に12度まわるようになっています。貫通ナットにカム回転機構がそなわっていて、特許出願中とのこと。その仕組みでだめになったネジをゆるめて除去するのですが、実際のところそううまくいくのかどうか試してみようと思ったのですが、いざそういう状態を故意に作ろうと思うとうまくいきませんでした。まあそのうちきっと出番があるでしょう。