唖然

月刊誌『カーサ ブルータス』2011年1月号に載ったもの。いくらなんでもこの椅子はないでしょう。エンツォ・マーリがデザインしたそうですが、切りっぱなしのパイン材を釘で打ち付けただけのチープな椅子を、なぜかお二人はほめちぎっています。

「最も基本的な材料である木材と釘だけで家具が組み立てられることを実証するという、コンセプトがまず革命的」「流通や価格の値ごろ感など、この椅子は家具販売の根本へも立ち返らせてくれる」云々……。冗談もほどほどにしてもらいたいものです。革命とか根本という言葉がこれほど安易に使われた例を、私はほかに知りません。

小中学生の工作レベルのこの椅子、ヤマギワオンラインストアで39900円だそうです(パーツ状態で)。

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