久しぶりに月光川(がっこうがわ)の川縁を散歩しました。今年の冬は比較的雪が少なく、平野部の道路は雪が消えてしまいましたし、田畠や林地もまるで3月くらいの感じです。気温はまだ零下になる日も多く寒いのですが、晴天で風があまりない日中はだいぶぬくもりを感じます。
ネコヤナギ(猫柳)の芽がふくらんできました。もうじき花が咲きそうです。
川底に沈んでいる白っぽいものは産卵・放精を終えたサケの死骸です。「ほっちゃれ」とも言います。月光川本流ではだいぶ前からサケの孵化事業は行っていないので、毎年自然産卵のサケが日本海からかなり遡上してきます。川床から湧水が出ている細かい砂利のあるところで産卵します。
川岸や川の中に点々とサケの死骸がありますが、これは長さ80cm以上もあるじつに立派な雄の固体です。これらは鳥やタヌキやネズミや虫に食われ、バクテリアが分解して、ほどなく跡形もなくなってしまいます。自然にうまく循環していくわけですね。
たぶんスズメだと思うのですが、ネコヤナギの茂みにまぎれるようにして100羽ほどの小鳥が群れをなしていました。コンパクトデジカメのため拡大しトリミングしてもはっきりとは写っていないのが残念です。