ぶらんこの板がたいそう痛んでしまい、もう使いものにならず危険でもあるので新しいものに交換してほしいとの注文です。妻の実家の集落にある小さな公園ですが、村社神社の境内とおぼしきところの空き地にぶらんこが2基、さびしそうに並んでいました。奥のほうのT字型のぶらんこ支柱は珍しいですね。
骨組みも鎖もかなり古くてすっかり錆びついてしまっています。しょっちゅうこすれる箇所は鉄も摩耗して細くなっていますが、とりあえずは依頼のあった座板を新調しました。材料はベイヒバで、もともとヒノキなどより耐久性はある材木ですが、手持ちの120mm角をふたつに割って、47×108×530&580mmにし、縁はすべてR6の丸面。もとの座板は鎖間の幅が狭いほうは400mmしかなく、それでは大人はちょっときつすぎるので440mmに広げ、逆に520mmあった広いほうは490mmに狭くしました。
完全無節になるようにいいとこどりの木取ですが、さらに無色透明の含浸性の外部木部塗料をたっぷり2回塗ったのでしばらくは保つでしょう。