昨日地元の高校のフィールドワークの下見をかねて、鳥海山の高瀬峡を歩いてきました。湧泉からの水を麓の集落までひいているその人工の水路を水源地近くまで遡り、それから高瀬峡遊歩道をいちばん奥の大滝まで行きました。他に出会ったのは10人くらいで、薄曇りのおだやかな山行でしたが、いつものようにたくさんの花と会うことができました。
私自身の備忘録の意味もふくめて50音順に記すと、イヌコウジュ、ウツボグサ、オクモミジハグマ、オトコエシ、カラマツソウ、キツリフネ、キンミズヒキ、クロバナヒキオコシ、コナスビ、ゴマナ、サラシナショウマ、シシウド、ジャコウソウ、シラヤマギク、ダイモンジソウ、タマブキ、タムラソウ、ツリフネソウ、デワノタツナミソウ、テンニンソウ、トキホコリ、ノコンギク、ヒヨドリバナ、ホツツジ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマトウバナ、モミジガサ、ヤマハギ、ヤマハッカ、といったところで29種ほど(青色のものは下に写真も掲載)。間違いがあるかもしれませんが、その場合はご指摘ねがえればさいわいです。
この中で私としては初めて実物と遭遇したのがクロバナヒキオコシです。ほぼ真っ黒にちかいシソ科の小さな花ですが、よく見るとたいへん魅力的な花です。休憩でなにげなく座った岩の2mほど先になんだか見なれない姿の植物が目に入ったので、近寄って調べてみるとクロバナヒキオコシでした。念願の花に会えてとてもうれしいです。
ホツツジ(ツツジ科) 上は赤味の強い花の群開、下はほぼ純白の花