スリム&トーションビット

 

5月末頃より庄内町で行っているリフォーム工事ですが、いよいよ納期が迫ってきたので、私も大工仕事の一部を手伝いました。といっても実作業の主役は大工さんたちなので、私はいわば手元・助手としてです。例えば室内壁面の下地面となる石膏ボード張りですが、これは専用のネジをドリルドライバまたはインパクトドリルドライバで止めていきます。

その際にたまたま借りたインパクトドリルドライバの先端に付いていたビットが「スリム&トーション」と呼ばれるタイプのビットでした。私ももちろんそういうビットがあること自体は前から知ってはいましたが、実際使ってみるとたいへん具合がいいです。ネジに対する食いつきがよく、締め付け中にビットがネジ頭から外れる割合もかなり少なく感じました。

ビット先端のネジ部分の大きさが通常のビットより小さいので、締め付けようとしているネジ頭の溝をキャッチしやすいです。先端が小さいといってもプラス2のネジに切られている溝そのものがそれほど大きくはないので、必要十分なだけのくわえ代があります。またビットの軸の中程が細くしぼってあるのでその部分がわずかにねじれ(トーション)ることにより、回転力の直接伝達をある程度抑制し過度の衝撃を緩和します。そうすることでビット先端の欠けやネジの破損を防止する効果が高まります。

DSCN2826

 

使用感がとてもよかったので、さっそく自分のインパクトドリルドライバ用に同類の「スーパースリム&トーション」ビットを購入しました。上の写真がそれです。基本構造はみな同じですが、全長が110mm、85mm、65mmの3種類。写真のいちばん下のビットはごく一般的なビットですので、違いがよくわかるかと思います。見た目の印象では上の3本は下のに比べるとひ弱そうですが、実際は逆なのですね。値段的には旧来の通常のビットの倍以上しますが、それでもせいぜい実売価格250〜300円(5本セットの場合の単価)くらいのものですから、コストパフォーマンスは非常に高い。おすすめです。

 

スリム&トーションビット」への2件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA