冬景色

毎日のように雪かきに追われています。自宅と工房と、合わせて最低でも1時間。降雪量が多いときや、工房の屋根からの落雪がはげしい時は除雪に2時間以上かかることもあります。除雪機械の導入で、以前よりは楽になったとはいえ、さすがにウンザリという気分です。

しかしわるいことばかりではありません。東北地方の日本海側は冬期間は晴天の日は極端に少ないのですが、大雪の後きれいに晴れ上がったときは思わず声が出てしまうほどの美しい光景がそこここに現れます。写真は残念ながら最近のものではありませんが、雪がたくさん降ったあくる朝の光景です。時刻は午前8時頃。陽が高くなり気温がすこし上がると樹上の雪はみな落下してしまうので、こうした絶景を味わえるのはほんのわずかな時間です。

雪は冷たくつらく嫌なものですが、同時にこの上なくきれいで暖かくありがたいものです。わざわざ遠くに出かけなくとも、日常的にそうした「美の瞬間」に出会えるのは、雪国ならではと思います。



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