O様邸リフォーム工事 2

 

山形県庄内町のOさん宅の、水回りを中心としたリフォーム工事です。内外装と設備機器全般を新しくします。工事対象となる部分は約12坪ですが、既存の壁と天井と床を解体するだけでも相当量の廃材が出ます。

建物の構造材は原則的にそのまま残すので、それを痛めないように解体作業はすべて手作業で行ったのですが、それで出た廃材は可燃物と非可燃物とおおざっぱに分別します。木材はさいわいかなりの部分が、大工さんの知り合いでストーブを使っている人のところにもらわれていきましたが、その他のものは産業廃棄物として少なからぬ料金を払って専門業者に引き取ってもらいました。

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工事現場でよくみかける底面1×2m強ほどの鉄製のゴミ箱を置くだけのスペースはないので、布製のフレコンバッグに投入。それをユニック(トラック架装型の小型クレーン)で吊り上げトラックで専用の中間廃棄物処理施設に運んでもらいます。

今回は住居の一部改装ということで、建物全体の解体というわけではありませんが、後者の場合は標準的な解体費用として坪(3.3m^2)当たり4〜5万円くらいかかるようです。仮に40坪の住宅であれば壊して廃材を処分するだけでも150〜200万程度はかかるということですね。隣家が極端に迫っていたり、重機や搬出の4トントラックが入れない、道路に車両を停めることができない場合はさらに割高になります。あちこちで、いまにも崩れそうになりながらも解体もされずにほったらかしになっている住宅を見かけますが、費用的なことを考えるとたしかに厳しいんでしょうね。

 

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