杉間伐材合板

 

先週はじめ(5/26)から山形県庄内町ですこし大がかりな住宅リフォーム工事を始めています。台所やお風呂・トイレ・洗面脱衣室などの水回り全般の改装と器具の入れ替え、ダイニングと和室を洋間一室に作り替えるなどが主な内容です。いちおう7月末までの2ヶ月ちょっとの工事期間を予定していますが、私は設計と現場監理、および内部木製建具の製作を担当といったところ。

それで外と内との出入りのところにある既存の踏み台が、踏み代が狭くて危なっかしいので、もっと幅広のしっかりしたものに臨時で置き換えることにしました。そのためてっとり早くということでホームセンターに合板を買いに行ったら、写真のような「秋田県産杉間伐材使用」という12mm厚の構造用合板がありました。「国産材 JAPAN WOOD」「国産材100%」といった表示もあります。どこかでうわさは聞いたことがありましたが、実物を見たのは私は始めてです。ものは試しということで1枚買ってきました。いわゆるラワン材などを素材とした広葉樹合板よりも1割くらい安価です。

写真からもお分かりのようにスギの赤味と白太が現れています。品質表示等のプリントがされているほ面はほぼ無節で、もう片面は小さい節がいくらか散らばっていました。手に持ってみると明らかにこれまでの合板に比べると軽いです。またインパクトドライバーでコーススレッド(粗目の木ネジ)を打ち込んでみた感じでは、従来のものより柔らかいです。したがって物理的耐荷重などの強度としては若干弱いかもしれませんが、JASマークはちゃんと付されているので、構造用合板としての一定の基準は満たしていると思います。

吊戸棚の下地であるとか、とくに強度を必要とする箇所でなければこれでじゅうぶんでしょう。なによりも軽量であること、値段すこしですが安いことは施工者にとってはありがたいことです。

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