※※ タイトルの入力が先日来うまくいかないので(ブログソフトのバグ?)、とうぶんの間「タイトルなし」とし、本文冒頭にすこし大きめに見出しを付けることで代用します。

ホッカイロ

 

懐炉の代名詞ともいえるホッカイロ。私は特別に寒い日や、野外で長時間吹きさらし状態で作業をする場合以外はあまり使うことはないのですが、昨日の朝は工房内の気温がマイナスだったので(ストーブをたいても直近以外は3〜4度くらい)、懐炉を引っ張り出してきました。

引っ張り出すというのは文字通りで、工房の事務室の片隅でちょっとほこりまみれになり外箱がやや変色しているホッカイロだったからです。ふたをあけて中をみると袋には「有効期限2008年9月」と記してあります。5年以上前のものですね。もちろんたまたまそれが古かっただけで、この5年あまりまったく懐炉を使わなかったわけではありませんが、さすがにこれくらい前のものとなると大丈夫かな効果があるのかなあと心配になります。

食品の賞味期限や薬品の有効期限ではないので、だめもとと思ってお腹の上のほうに張ってみたところ大丈夫でした。袋には「40℃以上を保持し、持続する時間として20時間」と記してありますが、たしかに朝から夜寝る前までちゃんと暖かさを保っていました。

鉄粉の酸化反応による発熱を原理とする懐炉なので、熱量自体はそれほどたいしたものではないと思いますが、体の熱が奪われる一方の環境で、微量とはいえ逆に熱を供給するので相対的にとても暖かく感じます。ささやかですが偉大な発明だと思います。

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