一昨日(11月1日)の記事に書いたように、27mm厚のクルミ材は検品・検寸が終わったので、工房内の材料置き場のスペース(約11坪)の一画に納めました。写真はそのようすですが、約3坪のこの空間部分は8割くらいがクルミ材で占められています。
厚さは今回の27mmをはじめ、33mm・36mm・40mm・47mm・60mmといったところです。ここにあるのは長さ2.3m以下のもので、もっと長いクルミ材や、15mm厚の薄板と73mm・82mm・それ以上の厚板はまた別の場所に保管しています。
当工房の場合、広葉樹でいちばん使用量が多いのがクルミで、次がタモ(ヤチダモ)です。あとはぐっと下がってクリ、セン、ヤマザクラ、サワグルミ、カツラ、キハダ、イタヤカエデ、トチ、ケヤキ、ホオ、ナラ、エンジュ、クロガキなど。外国産ではウォールナット、チェリー、ヨーロピアンビーチ、チークなどですが、クルミやタモにくらべれば微々たるものです。
樹種をあまり増やすと仕入れや在庫管理がたいへんです。同じ種類であっても厚さの違いや、板目&柾目の違いなどもそろえるとたちまち50種類以上になってしまいます(希少珍重材や銘木材はのぞいて)。以前はもっと多かったのですが、今はできるだけ樹種や在庫量を絞り込むようにしています。