5月の胴腹ノ滝

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5月は胴腹ノ滝へ3回、調査と水汲みに行きました。5月10日・20日・28日です。水量は3月上旬以降ほぼ一本調子で増えてきていたのですが、5月28日はやや減少に転じています。上の写真はいずれも5月20日午前8時頃のもので、次回の訪問(6月上旬)を待たないと断言できませんが、おそらくこれが今年の最大水量になる可能性が高いと思います。

つごう3回の水温等は以下の通りです。5月10日、右が8.7℃、左8.6℃、気温21.1℃(午前11:13)。5月20日、右・左とも8.5℃、気温14.3℃(午前8:08)。5月28日、右8.7℃、左8.6℃、気温23.1℃(午前12:44)。

一昨年の場合は5月11日に最大水量を記録し、水温も左右ともに8.9℃。5月18日は水量がやや下がり、水温も右8、8℃、左8、7℃でした。昨年は5月8日が最大水量で、次の5月19日には減少に転じています。水温も5月8日の右8.9℃、左8.8℃に対し、水量が減ってきた5月19日は右8.7℃、左8.6℃と、パターンは非常に似ています。ところが今年の場合は、最大水量と思われる5月20日だけ左右とも8.5℃と、前後に比べぐんと低いのです。これは、やはり今冬〜春にかけての気温が例年より低めだったことや、積雪量が例年よりかなり多かったことが影響しているのかもしれません。

胴腹ノ滝の主な涵養域は、総合地球環境学研究所の中野孝教さんの詳細な水質分析などから、吉出山よりもうすこし上部の標高約400〜600m付近、通称「大谷地」と推測されています。麓から眺めたこのあたりの残雪の縮小の推移と、胴腹ノ滝の水量・水温の変化とは相関性がかなり高そうです。

 

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