コテ

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新築の住宅の内壁は私(+妻)が塗ります。それで各種コテなど左官道具を一式そろえました。ホームセンターなどでアマチュア用の道具もそれなりに売ってはいますが、とても食指をそそられるようなしろものではありません。この際、長く愛用できるような本職向けの道具にしたほうがよかろうということになり、インターネットで探して取り寄せました。

本職向けといっても剣先ゴテ一丁が何万もするようなものは買えませんので、下のクラスというか一丁2000〜3000円ほどのものです。薄手のステンレス製のものが主で、今回塗る石灰系や、珪藻土・漆喰などを薄塗りするのに向いているコテです。ステンレスなので錆びの心配もあまりありませんし手入れが楽だと思います。砂や砂利まじりのコンクリートをがしがしやるのにはもっと厚手の丈夫なコテが必要です。

種類は角ゴテの大・小、出隅押さえ、入隅押さえ、ならしの大・小、材料をすくうためのレンガゴテ、そして材料を載せるパテ板です。使ってみた結果は、同じ石灰系の材料でも今回は0.5mm程度の骨材(白砂?)が入っているので、ならしの特殊なコテは出番がありませんでした。骨材の入っていない石灰クリームだといいかもしれません。角ゴテも厚さ0.2mmのものは骨材入りの材料を均すには腰が弱すぎるようで、途中で追加注文した厚さ0.3mmのほうが使いやすかったです。パテ板は幅320mm・奥行300mmの大きさで、表面がステンレスなので材料をコテできれいにかきとることも容易でした。もっと大きなパテ板もあるようなのですが、狭い場所で使うには不自由かもしれません(アマチュア用の端がすこし高くしてあるプラスチック製のパテ板はぜんぜん使いものになりません)。

左官道具だけで今回は2万強の出費になってしまいましたが、それでも塗る作業はすべて自分たちでやったので、「手間賃」は最低限ですみ、トータルでは本職の左官屋さんに頼むのに比べ半分の経費でした。

 

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