キタテハ

 

先日のこと、昼休みに月光川の河川敷に散歩に出たら、ノコンギク(野紺菊)の群落にたくさんのキタテハ(黄立羽)が蜜を吸いに集まっていました。キタテハはタテハ蝶の仲間ですが、夏型と秋型があり、秋型は成虫のまま越冬します。夏型は名前のとおり黄色い感じですが、秋型はオレンジといったほうがいいくらいに赤味が強いです。

キタテハはカナムグラを食草とするので、カナムグラが生えているような広い河川敷や荒地があればごくふつうに見かける蝶です。しかしこれほどの数が一同に会しているのは私は初めてみました。上の写真に写っているだけでも7匹います。ノコンギクの群落全体としては数十匹のキタテハがいたと思います。

下の写真はその場所から眺めた、雪をかぶり紅葉がすすむ鳥海山ですが、手前の黄色い花は セイタカアワダチソウ(背高泡立草)です。キク科アワダチソウ属で北米原産の植物ですが、ときに2m前後と背が高く黄色い大群落をなすところから、昔は花粉症の元凶のように言われたことがあります。しかしこの花は虫媒花なので、花粉症とは無関係のようです。花粉症説ははじめは学者が唱えそれにマスコミがとびついたらしいのですが、どこにもいつの時代でもいいかげんな学者にはことかきません。

 

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