新築工事中の自宅ですが、それに納める本棚12台(12ユニット)が完成しました。しかし、このあと横幅3400mm、高さ2000mmくらいもある特大の食器戸棚(カップボード)を製作しなければならないのですが、このままでは狭くて仕事になりません。そこで工房から車で10分ほどの距離にある、しかも工事現場からは100mも離れていない倉庫に本棚を移動することにしました。
木材置場として以前から間借りしている建物ですが、そこまで本棚を運搬移動するのに別にトラックと人手を借りるとけっこうな出費になります。そこで自分のバン(ニッサンバネット)に2台ずつ積んで自分一人で運ぶことにしました。荷室の容積としてはもっとあるのですが、本棚が長さ2400mm近くあって長いのと、荷室が四角四面ではなくへんに丸みを帯びているところがあるので、どうがんばっても2台しか入りませんでした。全部で12台ですから、2台ずつだと計6回も運ばなければなりません。まあ正味一日がかりですね。
困るのががらが大きいので積み込みと降ろすのに一苦労することです。素材はスギの24mm厚の板なので本棚1台(1ユニット)の重量自体は30kg弱程度でそれほどたいしたことはないのですが、なにしろサイズが大きいので一人だと手が回らず、よほどうまい工夫と段取りしないといけません。自家用とはいえここで落としたりぶつけたりして壊してしまったのではも元も子もありません。しかし、これまでも注文家具の納品などでさんざん頭を悩ましてきましたので、その経験をいかして、なんとか無事に移動できました。
下の写真はバンに2台積み込んだ状態です。正面に見えているのが本棚の底(地板)で、横に2本ある桟は、倉庫でコンクリートの床に直置きして保管するので本棚が傷つかないようにするためのガードの角材です。赤丸のマジックインキで印したところで地板にビス止めしており、本番で部屋に搬入するときは外します。