5月28日午前10時頃の胴腹ノ滝です。水量は前回(5/19)の予想どおり徐々にですが減ってきています。水温も左右とも0.1℃下がり、右が8.6℃、左が8.5℃です。気温は17.8℃で、鳥居あたりの気温より1.6℃低いです。無風状態だと大量の湧水で空気が冷やされて滞留しているためでしょう。
下の写真は駐車場造成の工事のようすです。車道とはかなりの高低差があるので、すこしづつ盛土して落ちつくのを待ちながら工事しているのかもしれません。立看板を見ると6月末までの工期とありました。
ただ、工事車両とはちがう不審な車も1台みかけました。右端に写っている白いバンがそれですが、仙台のナンバーで、作業服姿の男性が20リットル入りくらいの容器に数十個も胴腹ノ滝の湧水を汲んでいました。もともとそこから自然に湧いて出て流れている水なので、個人が自家用の飲料水として少量を汲んでいくのはかまわないのですが、商売目的で大量に汲んでいくのはやっぱり良くないですね。昨年にも一度同じような光景をみかけた記憶があるのですが、ひょっとすると同じ車かもしれません。
胴腹ノ滝周辺は個人の私有地ですし、車道から滝までの歩道の整備なども基本的に個人が善意で行っています。水も生活用水や農業用水・産業用水として下流側で地元の人が使用していますから、当然水利権もあるはずです。したがって無断で営業目的で大量の水を採取するのは許されないと思います。バンの後部ドアをあけて水を積み込むところにも出会ったので「それ自家用?もし商売目的だったら違法かもしれないねえ」と声をかけたら、「いやいや、そんなんじゃない」と言って、そそくさとまた滝のほうに行ってしまいましたけどね(念のために車のナンバーはしっかり控えさせていただきました)。