水汲み


鳥海山の南西麓、標高230mほどのところにある胴腹ノ滝(どうはらのたき、どっぱらのたき)に、湧水の調査を兼ねてときどき水を汲みに行きます。わが家では紅茶やコーヒーなどの飲みものをいれる際の水、米を炊くときの水は昨年からずっとこの胴腹ノ滝の水です。2リットル入りのペットボトルに7〜8本。車を停めてから林の中の砂利道を150mほど歩くため、重さ的にもこれくらいが限度で、1週間〜10日くらいに一回の割合です。湧水の調査もあるので、間隔があまり空きすぎてもいけませんし。

水は滝の湧出口から直接ポリエチレンの水道用パイプでひいてあるので、ゴミや雑菌が混じらないとてもきれいな水です。また全硬度9〜11程度と非常に低い、いわばノンミネラルウォーターなので時間が経っても変質しにくい点もいいですね。極端に混じりけの少ない純粋な水なので、ばい菌も餌がなくて繁殖できないのかもしれません(念のため冷蔵庫に入れていますが)。水の落とし口は左右に2カ所ずつ合計4カ所あるので、水を汲みに来た人はまず順番待ちをしなくとも楽に水汲みができます。

水は無料ですが、アプローチの道の整備やパイプの敷設などは基本的に個人が行っているので、せめてものお返しということで冬は歩道の除雪、賽銭箱へのお金の投入、周辺のゴミ拾いなどをするようにしています。これほど良質の水がたやすく汲めるということは僥倖というべきでしょう。みなさんもご協力のほどお願いします。

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