低地のイワカガミ、再訪

 

鳥海山の某所、標高200m余りのところに生えているイワカガミです(イワウメ科イワカガミ属 Schizocodon  soldanelloides)。一般には高山植物の代表的なものと思われているイワカガミがそれほど低いところに生えていること自体驚きですが、それもごく少数の個体というわけではなく、断続的ながら小群落が数十以上もあります(※コイワカガミと別種として分ける説もあるが、差異は連続的で同所に二つのタイプが混在することもあり、同一種の連続的変異・個体差とする説が有力である)。

私がこれを”発見”したのは2010年5月のことですが、その後くわしく調べてみるとその場所には当初思っていたよりは個体総数が多いことが分かりました。しかし逆にその場所以外には他の低山地では今のところまったく見いだせていません。その理由は不明です。

仮説ですが、ブナがかつては海岸近くの低地まで他の樹木に混じって生えていたのが、その後の人為的介入=田畠・植林・建築物・土木工事などでほぼ全滅し、いまはほとんどが標高500〜1000mくらいの山地にしか生えていない事情と同様かもしれません。

いずれにしても非常に貴重なものであることは確かなので、やはり気になるので毎年状況を現地確認しています。写真はいずれも今年の春のものですが、若い株も多く、胸をなでおろしています。

 

 

 

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