一品ものの小物木製品を収納・保管するための木箱が20個近く勢揃いしました。先日(3/30)の記事でご紹介したスプルス(ベイトウヒ。北米産の針葉樹)でこしらえたものですが、中に入れる品物に合わせてみな寸法が異なることもあり、予想外に時間がかかってしまいました。同じ寸法の箱をたくさん作るのであればずっと簡単なんですが。このあと蓋に電熱ペンを使って品名・製作所・製作者・年月日・品番を記入します。
それに中身にくらべずいぶん大振りな感じがしますが、それは布で包んだ品物(作品)を出し入れするのに楽なようにするためです。品物と箱の間に指が入れられるだけの空きを20mm程度は設ける必要があり、また木箱の板の厚さ自体も両側で15mmになります。すなわち直径120mmの品物でも木箱の縦横の外形寸法は155×155mmになるわけです。
保管用の木箱とはいえ、中身につりあったレベルのものが要求されるのは当然のこと。材料(木材・布・紐)と加工費を合わせて、ざっとですが中身が製作原価10万円ならその個別専用のパッケージも最大1万円=1割くらいまでならまあいいかなという感じがしています。今回の木箱はそこまでは経費がかかっていませんが、サイズがもっと大きくなって両手で持つしかないような大きな箱の場合はその可能性が大です。