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海遊館

7/18〜19に大阪に行った際に、大阪港・天保山ハーバービレッジにある海遊館という大きな水族館にも寄ってみました。3階のトンネル型水槽をくぐりぬけた後、エスカレーターで一気に8階まであがり、あとは回廊を下りながら巨大水槽や各種水槽、展示などを見ていきます。

1時間ちょっとの駆け足での見学でしたが、見所が多く展示の仕方も工夫されており、とてもよかったです。ほんとうは一日かけてゆっくり&じっくり観察したいところです。屋外は台風の接近で強い雨が降っていましたが、家族連れを中心におおぜいの人が訪れていました。

撮影はフラッシュ禁止、水槽面の反射もあるのでうまく写せませんでしたが、雰囲気は伝わるでしょうかね。上からピラルク、ジンベエザメ、イトマキエイ、マンボウ、ナポレオンフィッシュです。

 

 

 

 

 

眼下に鳥海山と月山

所用で7/18〜19に大阪へ行きました。まず庄内空港からのフライトでしたが、眼下に鳥海山と月山が見えました。雪はもう大部分消えています。空から見下ろしても鳥海山と月山とではかなり雰囲気が違います。

月山の右奥の後方に見える横長のシルエットはたぶん葉山(1462m)でしょう。

 

 

花盛り

 

工房の事務所の窓辺に置いている1属1種の多肉植物、タキツス・ベルラにもたくさん花が咲きました(ベンケイソウ科タキツス属ベルラ Tacitus bella)。もう18年も育てているというか、半分ほったらかし状態の鉢植えながら、それにもめげず当初の何倍もの大きさと頭数に増えています。花の付き方もこれまでの最高です。以前は3つか4つ程度の花茎が立っていただけでしたので、今年はいったいどうしたのかと驚くような隆盛ぶり。

本体はわりあい地味目ですが、花はそうとう派手です。本体に比べ大きさもあるし(直径約3cm)、なにより色がショッキングレッドとでも呼びたいような鮮やかさ。

ならい加工

フォトスタンドAタイプの「ならい加工」をしているところです。表側はすでに窓あけが終わり、今度は裏から窓板&背板(ともに3mm厚のガラス)の彫り込みを、ならい型(テンプレート)を材料にセットしハンディルーターで削ります。

6mm深さの長方形の彫り込みを行うわけですが、むろんそれにはさまざまな方法があり、これが絶対ということはありません。加工する量や材質、必要な精度や時間、手持ちの機械や道具のいかんによって、とりあえず現段階ではベストと思えるやりかたでやるしかありません。当工房でもこの種の加工では毎回のようになにかしら試行錯誤しています。今回も、これまで使っていたテンプレートが痛んできていたので、裏と表用に9mm厚のシナ合板で新しくテンプレートを作り直すことから始めました。

ルーターのビットは径10mmのものですが、刃の上部に同径のベアリングが付いています。つまりテンプレートの大きさそのままの寸法と形に彫り込みができるということです。ルーターのベースのほうに刃の大きさより一回りか二回り大きい固定式ガイドリングを付けて材料を切削する方法も一般的ですが、まあ一長一短ですね。テンプレートの側面(断面)で常にベアリングやガイドリングが触れるところには、できるだけ損耗を避けるために瞬間接着剤をたっぷりしみ込ませています。写真の黒く太いホースはルーターと集塵機をつなぐ集塵用のホースですが、これで木屑はほぼ100%吸い込んでくれます。前のルーターは集塵装置が付きませんでしたので、ずいぶん快適になりました。

ならい加工で注意しなければならない点は言うまでもなく材料とテンプレートがずれないようにすることです。9000〜22000回転/分と高速回転するルーターでの切削は水平方向の振動が大きいので、材料もテンプレートもしっかりと固定する必要があります。両面テープでの固定程度では振動で外れてしまいます。また表と裏との中心線もぴったり合ってないといけないのですが、いちばん簡単確実なのは材料自体の寸法をみなきっちりそろえておくことでしょう。厚みと縦・横の寸法が同一で(許容誤差0.1mm以下)、各辺の直角が正確に出ていれば。その端面自体を基準として墨付や加工することができるからです。

 

ミャースケ、トント、マーブル

 

左はトント、右がマーブル。もう6年も前の写真で、モノクロでA4判にプリントして額に入れ、居間に飾っています。このときトントは2歳、マーブルは1歳で、いつもじゃれあいくっつきあっていた頃です。2匹ともとても若々しいですね。

 

こちらは手前がミャースケで、向こうがトント。やはり6年前の写真です。

小学生たちと高瀬峡へ

この前、遊佐町内のある小学校の5年生をひきつれて、鳥海山の高瀬峡にハイキングに行きました。レジャーではなく、学校の学習の一環です。事前に教室で鳥海山とその湧水についての特別授業を2時間行い、日をあらためてフィールドワークとあいなった次第。生徒が約20名、先生方が4名、それに私を入れた陣容です。いちおう私がチーフになってすすめました。

はじめの予定では、高瀬峡遊歩道の最奥の大滝まで行くことになっていたのですが、滝直前の中州にかかる橋が4月の大水で流出したままになっていて、小学生たちには渓流を渡るのはちょっと無理ということで引き返しました。これでフィールドワークが終わってしまってはもったいないので、昼食後には長坂道を上がってヒノソで「川遊び」をしました。ズボンをひざまでまくって裸足で沢を遡上します。4mほどの滝を越え、次の10mの滝の下まで全員行きました。登山の一形式である沢登りのまねごと的な活動ともいえます。

裸足であることの利点は、水の中も歩けることです。ひざより浅いところであれば、水中にも適当な足場(スタンス)が思いのほか多いことが分かります。裸足なので岩の細かな凹凸をつかんで歩をすすめることができます。岸辺の大岩を乗り越えてすすむよりも、流れを正面突破するほうがとうぜん楽で、かつおもしろいです。私以外はこういう川遊びをするのは初めてなので、「右足はそこ、左手はここ」と手取り足取りルートを細かく指示しました。絶対走ったり飛び跳ねてはいけない、足だけでなく手も膝・肘・尻もフルに使うことなどを注意します。何人かはあやまって腰まで濡れてしまいましたが、誰も怪我などすることなく200mほどのルートを往復しました。みな大満足、大喜びです。

こうした川遊びは大人にとっても子どもにとってもばつぐんに楽しいのですが、その一方安易に行うと非常に危険です。まず川そのものの選択が重要です。さらに場所の選定。もし落ちても全身水没したり流される心配がないこと、 適度な水位であること(有効水深幅は20cmくらい)、岩石が適度に摩耗していて足を切ったりするおそれがないこと、水が清冽透明で水中の足場が見やすいこと、天気が安定していて急な増水などがないこと、などです。そのため必然的に湧水ではなく雨水中心の渓流でないと上記のような川歩きはできません。湧水主体の渓流の場合は、水量と水温が安定しているために、岸辺も川底も苔むしていることが多く、岩も尖ったままのことが多いので、川中を裸足で歩くといった活動には不向きです。

下の写真は川遊びではなく高瀬峡遊歩道の枝道にある蔭ノ滝での小休止のときのものです。今回のように自分がリーダー格となって団体行動をしていると、写真撮影している余裕は物理的にも心理的にもほとんどなく、まともな写真はありません。まして川遊びの最中の写真は皆無です。

 

フォトスタンドB

昨日(7/12)はAタイプのフォトスタンドをご紹介しましたが、それと並ぶロングセラーの、これはBタイプのフォトスタンドです。最初はCDスタンド専用のつもりで作ったのですが、Aタイプの透明ガラスを併用することで写真などを飾るにもとてもいいということで、Bタイプのフォトスタンドとすることにしました。シリアルナンバーはもうじき1000番。

特徴はなんといっても本体=ベースに対して、穴に差し込まれたスタンドが自由に移動することです。これによってごく薄いものから2〜3cm程度の厚みのあるものまで、さまざまなものを飾ることができます。スタンドは上下を逆にもできるので、ガラス不使用で厚みのあるものを飾る場合は、写真とは逆の向き(下向き)にベースに差し込んで使ってもいいですね。

材質はすべてクルミの無垢一枚板で、サイズは本体=ベースが160×200mmです。値段は税込定価3800円(化粧箱入。送料は個数にかかわらず500円)。

在庫あります(2017.01)。

フォトスタンドA

 

 

フォトスタンド(写真立)の追加製作をしています。個数は24個。当工房で作っているフォトスタンドで定番的なものが2種類ありますが、これはAタイプ。26年前に工房を開設して間もない頃からのモデルです。サイズや仕上方法・塗装などに若干の変更はありますが累計で700個くらいになっています(裏面にシリアルナンバーを刻印)。当工房は特注の家具製作が主体で、小物類はその合間に作っているだけですし、他の小売店に卸したりはしていませんので、超零細企業としてはけっこうなロングセラー商品といっていいかもしれません。記念品や贈答品として数十個まとめて購入される方もたまにいらっしゃいます。

特徴はまず一枚の板をくりぬいていることです。4本の桟を組んでできているフォトスタンドは巷にたくさんありますが、それと同じではつまらないので、あえて無垢のクルミの板を窓抜きしています。強度の関係でフレームの幅をそれほど細くはできないことや、ほんのわずかながら材料の幅方向に反りが出る可能性があること、材料の必要量が多くなりコストがかさむこと、加工も4本桟組みより手間取ることなど、いろいろと「短所」はありますが、完成してみるとやはり存在感はぐんと高いと思います。

次に裏板が合板やMDFではなく、3mm厚の曇りガラスであることです。前面のガラスは3mmの透明ガラスですが(2017/1よりともに2mm厚のアクリル板に変更)、窓より小さめの写真や絵などを飾った場合、余白の裏から光がもれてくるため、写真などが宙にぼうっと浮かんだ感じになります。窓の大きさは96×144mmなので、通常のはがきの100×148mmがちょうどぴったり収まるようになっています。全体のサイズは20×156×204mm。

3つ目の特徴としては吊り紐とスタンドが縦横にそれぞれ付くので、壁掛けにも卓上にも、縦でも横でも4通りに自在に使えることです。

値段は税込定価5500円(旧価格6000円から値下げしました。化粧箱入。送料は個数にかかわらず500円)。

在庫あります(2017.01)。

 

あぢぃ〜


昨日(7/9)の最高気温は34℃をこえました。あんまり暑いので、わが家の猫もだら〜んと伸びています。この暑さのなか全身毛皮を着ていたんでは、そりゃあ暑くてたまらんでしょう。

古い借家で断熱材もまったく入っていないし、エアコンなどあるわけもないので、さして涼しい場所とも思えないのですがトントは衣装ケースの上、ミャースケは私の机の上です。それにしてもミャースケは痩せっぽちですね。仔猫でもらってきてからすでに17年ですから、かなりのおばあさん猫です。

 

真空断熱携帯マグ

サーモス(THERMOS)の真空断熱携帯マグです。左が容量350mlのJMY−351(DBW)、右が容量500mlのJMY−501(NVY)です。

いわゆる魔法瓶の一種ですが、蓋をあけてからはふつうのマグカップのように直接本体から飲料を飲むタイプの魔法瓶です。そのため持ちやすいように首のところがすこしくびれていたり、蓋がワンタッチで開けられる一方で中身が絶対にこぼれないような精細な工夫や、二重の蓋全体を外して中を丸洗いできるようにする、タウンユースや職場などで使いやすいカラーリングなど、さまざまな工夫がなされています。

卓上の魔法瓶や、登山などに持って行く際の携帯の魔法瓶はずっと前から使っているのですが、街場での買い物や会合などの外出のときに適した魔法瓶が別にほしいと思っていました。売り場にはタイガーとか象印とかピーコックとか他のメーカーの同種の魔法瓶もいくつか並んでいましたが、やはり、サーモスのものがいちばんかっこいい。それで選んだのが左の350mlのものです。そうしたらほどなく妻が「職場に持って行くのにちょうどいい。あなたのも買ってあげようか?」と言って見せてくれたのが右の500mlのタイプでした。期せずして同じ物をチョイスしていたわけです。

私が500mlではなく一回り小さい350mlにしたのは、ショルダーバッグに入れて持ち歩くには重さと大きさからいって350mlのほうが良さそうだと思ったからです。実際使ってみると、カップ2〜2.5杯分はあるので、充分な容量です。外出先で、いちいち飲みものを自動販売機で探すのはめんどうだし、350〜500mlのペットボトルを一度に全部飲み干すには多すぎる場合がありますが、この真空断熱携帯マグなら必要分すこしずつ飲めるので、ずいぶん経済的でもあります。他の用事でもとくべつになければ喫茶店に入ることもなくなりました。